清水の舞台から、飛び立とう!
僕は100冊以上の本を書いていますが、こんな感覚を持っています。
アイデアは湧きだし、言葉は降ってくる。
つまり、本を書くとは、下から湧き出してくるアイデアと、上から降ってくる言葉を織っていく作業だということですね。
調子のいいときは、どんどんアイデアが湧き出してきます。
そして、サクサク書けるときは、どんどん言葉が降ってきます。
このブログでは、折に触れて天から降って来た言葉を、ご紹介していきたいと思います。
これを読んで、少しでも元気になっていただければ幸甚です。
ところで、人はいつも元気であるはずないし、その必要もありません。
働いて疲れたら、休んで疲れを癒せばいいのです。
遊んで疲れたら、働いて気分転換するのも一手です。
でも…………
元気のない状態が続いたり、頻繁に落ち込むことがあるとすれば、
それは何とかしたいですよね!
僕たちは、小学校のときから、正しければ〇、間違っていれば×という
教育を長く受けてきました。
そのため、「正しい・間違っている」という尺度で物事を判断する癖がついています。
悲しいほどに。
でも、考えてみれば、自然や宇宙に「正しい」とか「間違っている」という価値判断はありません。
川が川上から川下に向かって流れるのは、正しいからそうしているわけではないし、
太陽が東から昇るのもそう。
学校で教え込まれた「正邪の意識」は、
言葉の使い方にも染みついています。
たとえば、故事成句の引用は正しくなければダメとか。
でも、西洋にはパロディという伝統があり、
権威のある言葉でも、好きなようにいじくります。
たとえば、「すべての道はローマに通じる」をもじって、
「すべての道は渋滞に通じる」と言い換えたり。
勇気を奮い起して思い切ったことをする時に、
「清水の舞台から飛び降りる」と言いますが、
僕なら、「清水の舞台から、飛び立とう!」と言い換えてしまいます。
こう表現すれば、「飛び降りる」悲惨なイメージがなくなり、
高みを目指して飛翔していくイメージに変わります。
思い切って飛び降りるのではなく、
思い切って飛び立とう!
というわけで、今日の教訓。
「清水の舞台から、華麗に飛び立とう!
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