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吉家 重夫氏
統一場心理学

『作家という新しいジャンルを、私に切り拓いてくれた大切な人。』

出版プロデューサー 晴山陽一について
『極めて実践的な事を、方法論によって解説してくれる。作家という新しいジャンルを、私に切り拓いてくれた大切な人。』
著者として、晴山書店を推薦する理由
・作家としてのモチベーションを上げてくれる
・方法論によって導いてくれる
・書籍執筆の極意を教えてくれる
プロフィール
『一度、死を覚悟したことがあるから伝えたい。
人生楽しんだ者勝ち!
心の重病患者を救う統一場心理学 創始者』
応用心理研究所
代表取締役
吉家 重夫

紹介インタビュー

吉家が生まれ育ったのは、東京都信濃町。
住友財閥創業に貢献した祖父を、人間的に尊敬していた。
父親も住友金属に勤めていた。
野武士集団 住友色の強い家柄。

吉家は3人兄弟の末っ子だった。
兄と姉がいる。

1歳の頃、肺炎を患い、死にかけたそうだ。
幼少期はずっと体の弱い子だった。
小学校低学年は毎月熱を出して休んだ。
縄跳びをしていたら、背骨が歪んでしまった。
あまりに虚弱体質なので、両親は長く持たないのではと心配していた。

高校は男子校に通った。
体はめっぽう弱いので、肩身の狭い思いをした。
但し、プライドが高く、威張っていたい所があった。
中学では文芸部 部長、高校では化学部 部長。
役職に就くことを悦に感じていた。

高校時代は周りに着いて行けず、ノイローゼにもなった。
すっかり自信を失っていた時、
『吉家、お前化学だけはやけに成績がいいな』
と先生に褒められた。
今思えば、極めて単純な理由だが、それで化学の道に進むことを決めた。

進学先は早稲田大学理工学部。
卒業後は大手製薬会社研究所に勤めた。

研究所では、本業である抗生物質や抗がん剤の他に統計学・心理学・脳科学の分野を研究した。
知れば知るほど、世の中が嘘だらけに思えた。

統計学の始まりは天文学。
恒星の等級(明るさ)の揺らぎに統計学を用いたのが始まり。
揺らぎの原因が明確なことに統計学を使うことは意味があるが、複雑で原因の分からないデータを分析することからはごく限られた情報しか得られない。

今、流行りの心理学のほとんどは経験則に則っている。
ある人が、Aという理由で、Bという状態になったように見える。
では、別の人がAになったらBになるかと言えば、それは不明である。
統計学は、原因と結果を示すものではない。
なので、統計学を心理学の基礎に置くことには大いに疑問がある。

脳科学もそう。
あたかも脳神経によって心が作られているかのように言われている。
しかしちゃんと考えれば、脳神経では心が作れないことは、誰でも理解できるはずである。
学会が認めないために、疑問を持っている多くの科学者も、声を上げられずにいる。

そんな風に、真実と現実の狭間で吉家はもがいた。
果たして、自分のやってる仕事は世の役に立っているのか。
群発性頭痛にも悩まされ続けた。

もう俺は死ぬんだろうな。
どうせ死ぬなら、最後は家族のそばにいたい。
2人の子どもはまだ幼なかった。
38歳で大手製薬会社を退職したのは、そんな後ろ向きの理由だった。

死を覚悟して、残された時間くらいは楽しく過ごそう。
そう思うようになってから、心がすうっと軽くなった。
頭痛もいつの間にか消えていた。

家にこもりっきりになった吉家はひたすら心理学を勉強した。
極度のアガリ症だったので、初対面の人と話せなかった。
それがみじめで仕方なかった。
何とか、この思いを克服したい。
その解決方法を心理学に求めた。

そして、物理学の考え方を応用した統一場心理学の礎を築いて行った。
統一場心理学は経験則に頼るものではなく、統合された一貫性のある考え方である。
簡単に言うと、意識の中にある「普段の私」の領域が、他の領域に比べて大きければ大きいほど、心の効率が良くなる。反対に意識が分断され「普段の私」が相対的に小さくなるほど、心の効率が悪くなり、ついには精神疾患になる。
意識が物理的な法則に従うことを理解すれば、個人的な主観に振り回されずに改善することができる。

吉家の元には、どこに行っても治らなかったといううつ病患者が訪れる。
薬の投与を受け続けて、面接中に寝てしまう人もいる。
吉家のように、アガリ症に悩む人も来る。

10人の医者に診てもらって治らなかった人が治ったこともある。
うつと同時に総合失調症を患っている人が、2年後に再就職を果たし、その翌年に結婚したという例もある。

最初会った時はどうしようもなかった人が、すっかり良くなって元気な姿を見るのが幸せだと吉家は語る。
見送った玄関の内側で、感動して涙する事もあるらしい。
世の中には心の病で困っている人がたくさんいる。
どうにかそういう人たちに救いの手を差し伸べられないか。

気付けば、統一場心理学を完成させるために25年という歳月を過ぎていた。
2018年2月に最後のワンピースが見つかって完成した。
これからは、統一場心理学を広めて、心の病を抱えた大勢の人を救いたいと願っている。
そして、吉家を超える統一場心理学研究者を育てることが次なる夢だ。
人生の締めくくりには、統一場心理学が世に広がっていること見届けたいと言う。

一度、死を覚悟した所から生まれた統一場心理学。
その考えには今、魂が宿り、活躍の場を探さんと生気がみなぎっている。
働き方改革が声高に叫ばれているが、病んでる人は後を絶たない。
解決の糸口を探して、あざみ野にある吉家の研究所に辿り着く患者は増えるばかり。
吉家が大好きなスコッチだけを楽しめる日は、まだ当分先のようである。