僕は「まさか」という言葉が大好きだ!
前回は、「奇跡を起こすコツは、いま何をすれば奇跡的か、考える!」という言葉と、僕の体験談を紹介しました。
今回はその続きです。
前回は、僕が出版社に入りたての頃、生まれて初めて鬱状態に陥り、出口の見えない毎日を送っていた時、ある晩「奇跡を起こせばいいんじゃないか!」と気がついて、元気を盛り返した話をしました。
「まさか」という言葉は、「奇跡」を平たく言い換えた言葉なんです。
例えば……
「社内の企画コンペに優勝するなんて、まさかありえない!」
「彼女がデートにOKするなんて、まさかあるはずがない!」
「僕が本を書いて出版するなんて、まさか実現するはずがない!」
「僕が3年後に年収1千万になるなんて、まさかね!」
でも、こうして「まさか」という言葉を発した瞬間、心の中では、ある化学変化が始まっているのです。
A=「企画コンペに優勝、彼女がデートにOK、本の出版、年収1千万」。
Aなんて、「まさかありえない」。
でも「ありえない」と判断する一瞬前に、Aは頭の中で確実にイメージされているのです。
「ありえないこと」が、一瞬あなたの頭をよぎったのは事実です。
それが、「まさか」の持つ力なんです。
名付けて「まさか力」!
あなたの頭が「まさか」のイメージを否定しようとする時、同時に頭の片隅では、ひそかに「実現した時のイメージ」を作り、どうすれば実現するのか薄々感じ、そのあとにあわてて全否定に走っているのです。
前回、最後に「今日の教訓」として、こう書きました。
「人は、イメージできないことは、絶対できない!」
そうなんです。
人が頭ごなしに否定する時、よく考えてみると、一度はそのことをイメージしているのです。
これからは「まさか」をたくさん考えましょう。
「まさかのこと」をイメージしましょう。
「まさか力」で、どんどん奇跡を起こしていきましょう!
といいうわけで、今日の教訓。
「まさかのことを考えよう!」
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